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玉掛けの業務とは、クレーンなどで資材などの荷を吊る際に、ナイロンスリングなどの用具を用いて荷を吊り上げるための準備から、フックへ吊り具を掛ける作業、荷を確実に運べるようにクレーン運転者に笛や手で合図を送る作業及びフックから取り外す作業までの一連の作業をいいます。

掛け外しですので、基本的には玉を掛ける人と玉を外す人の2名の有資格者を必要とする場合が多いです。
というのも2F建て等の場合は1Fで玉掛けした人が2Fに上がって外すこともありますが、高層階ですといちいち上階まで上がっていられませんので2名必要です。

玉掛け業務は、玉掛け作業者とクレーン運転者との連携作業であり、玉掛けを行うには、クレーンの種類、特徴、安全装置等について理解することが必要となります。

 

玉掛け技能講習を受講して免許を取得しなければ作業に従事できません。3日間の講習を受けて、晴れて玉掛け免許所有者になれるのです。

今回は玉掛け現場で特に必要なアイテムを3つピックアップしました。

 

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ナイロンスリング(帯)

単管などはワイヤーを用いて玉掛けする事もありますが、内装材の場合はほどんどがナイロンスリングと言われる帯を使って玉掛けします。

傷付けたくない物や傷つきやすい物はナイロンスリングでの玉掛けが基本です。

これがないと話になりません。現場に置いてある場合やお客様でご用意がある場合もありますが、ディプロの場合は何も言われなければ自社所有のナイロンスリングを持ち込みます。

 

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ホイッスル(笛)

玉掛けの合図には、手を使った合図、笛を使った合図、無線を使った掛け声合図の3つがあります。

(クリックで拡大)

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笛を使った合図だけは、自己所有の笛が必要なので有資格者は携帯の必要があります。

どの合図で揚げるかは現場に行ってみないとわからない場合がほとんどなので初めて入る現場の場合は特に忘れないように!

 

 

 

 

 

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ビニルテープ

 

最近では元請の指導により月ごとに使用する帯に点検済みのビニールテープを巻くのが主流です。

現場で用意がある場合は良いのですが、切れていてない場合や用意がない場合があります。

ここまで持ち歩く方はなかなかいませんが、これを持っていればあなたもスーパー玉掛けマンですね。

 

玉掛け作業は便利な反面、事故が起きた場合は扱っている荷物の重量もかなり大きいので災害規模も大きくなってしまいます。

その為の免許制なのですが、免許所有者だからと油断せずにしっかりとした準備と取り組みが必要です。