久しぶりの投稿になります。
本日7月28日(木)に気象庁が関東甲信地方の梅雨明けを発表しました。
昨年より18日遅い梅雨明けだそうです。
まだまだ建設業界は熱中症を警戒しなければならない時期が続きます。
本日は熱中症に効き目があるとされている食事についてです。
その1 梅干し
熱中症対策の王道です。熱中症で失われやすい塩分やミネラルを、最も効率よく摂取できる食べ物と言えます。梅に含まれている豊富なミネラルと、漬ける時に使う塩が熱中症対策に万全の食品となっています。梅干しにはクエン酸も多く含まれています。クエン酸は、疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復の効果があります。夏バテにも効くので、夏は普段から摂取しておきたい栄養素です。
今はコンビニでも単体で販売していたりします。手軽に摂取可能な食材ですのでオススメです。
その2 牛乳
牛乳が熱中症に効果的なんて、ちょっと意外な気がしますよね。牛乳には、水分は含まれていますが、塩分(ナトリウム)はそれほど含まれていません。
では、なぜ牛乳が熱中症予防に効果があるのでしょう?
牛乳には、アルブミンというたんぱく質が含まれているからなんです。
アルブミンには、血管内に水分を引き込んで、血液を増やす作用があります。
血液量が増えると、皮膚に近い末梢の血液量も増えますので、
汗をかきやすくなったり、皮膚表面から熱を放散する機能が高くなったりします。
つまり、体温を調節しやすくなるんですね。
その3 スポーツドリンク
生命を維持していくために必要な水分量は、1日2.5リットルといわれています。
0.9リットルを食品自体の水分と調理水、0.3リットルは体内も酸化燃焼から得ており、残り1.3リットルをあらゆる飲み物から摂取するといわれています。
大量に汗をかいた場合は、水分だけを摂取するのではなく、塩分の補給も必要です。
発汗により、水分とともに塩分が失われると、水だけを飲んだのでは、体液中の塩分濃度が下がってしまいます。
その結果、水を摂取しても身体が吸収せず、排出されてしまいます。
運動をして大量に汗をかいたときは、塩分を含んだスポーツドリンクなどがお勧めです。
またスポーツドリンクには糖分も含まれているため、運動で失われたエネルギーを補給するのにも役立ちます。
その4 麦茶
麦茶は水分も、ミネラルも補うことができ、お値段もお手頃です。
ミネラルとは体の機能の維持、調節に欠くことができない栄養素であり、生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称です。
麦茶は水分やミネラルの補給だけでなく、原料の大麦は体を冷やす効果があるとされていますので、体温が上昇してしまう熱中症の予防に大きな役割を果たします。
自分で麦茶を作る時には塩を一つまみ入れましょう。この塩麦茶はさらに効果絶大です。
その5 豚丼
豚肉には豊富なビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1が不足すると糖質を上手に分解することができなくなり、疲労物質がたまってしまいます。
また食欲不振や倦怠感・だるさを感じるようにもなります。熱中症はその時の体調によっても大きく左右されるので、現場仕事の人は過酷な日々の労働で疲れた体を回復させることも大事です。
疲れた体では、いくら水分・塩分を補給しても倒れてしまいます。
日本人のソウルフード?ともいえる牛丼がありますが、各社あわせて豚丼も提供していたりします。牛丼屋さんは駅前にある場合が多く現場間移動の際に昼食で摂取されてみてはいかがでしょうか。
熱中症は「絶対に防ぐ」という意識があれば怖いものではありません。しっかりとした準備をすることで十分に回避できます。
まだまだ暑い時期が続きますが、荷揚げで楽しく安全に活躍する為にも是非対策を怠ることなくやっていきましょう!