荷揚げ業界には、独特な言い回しや業界用語が存在します。地域や会社によって違いはありますが、ディプロでよく使われている荷揚げ用語をご紹介します。
箇条書きにしてみたのですが、結構な数ありますので今回は【持ち方編】と称して、資材の持ち方の用語をご紹介します。
その1 横持ち(読み:よこもち)
資材を斜め横で持つ方法です。石膏ボード等の搬入でトラックから直接搬入予定の場所まで行ける場合などで使われます。
状況により背持ちと使い分ける持ち方です。荷揚げの基本中の基本と呼ばれている持ち方ですね。
器用な人になると左右の手を上手く使いこなせます。まず荷揚げを学ぶのであれば横持ちを習得しましょう。
その2 差し(さし)
上階下階に分かれて下階の人から上階の人に資材を差し渡す方法を「差し」や「差し上げ」と言います。
逆に上階の人から下階の人に資材を差し渡す方法は「差し下し」なんて使い方をしますね。
階段がまだついていない戸建の現場やステージからの段差がある場合に多用する方法です。
2名で行いますので声をしっかり掛け合い行わないと危険です。どんな作業でも掛け声は大事ですね。
その3 背持ち(せもち)
石膏ボードやフローリング、ベニヤ等を背中に背負うようにして資材を持つ方法です。背負えるので横持ちの枚数より多くの枚数を運べます。
状況にもよりますが、立て掛けてある石膏ボード等は背持ちで階段を使う場合などが多いです。
前傾姿勢になるので階段を昇る際は上がやや見えにくい傾向にありますがディプロはヘルメットのツバ部分をクリアなものを使う事で視界の確保に努めています。
その4 担ぎ(かつぎ)
長尺シートや軽量材など、細長い部材を肩に担いで搬入します。
長い資材が多いので、後方も注意しないと取回した時に壁や人にぶつかってしまう可能性がありますので360°注意しながら搬入しましょう。
いかがでしたでしょうか?資材の形状や重さ、現場の状況によって使い分けが出来るんですね。一番安定して効率よく、安全に作業できる持ち方を追求して荷揚げマイスターを目指して下さい。